Week17: Easter
MRIの研究が本格化してきました。こちらの施設にはMRI-Linacの導入が決まっていることもあり、MRIの研究を全体として推し進めようという動きがあります。そんな雰囲気にも助けられ、周りの先生方も僕の研究に積極的に関わってくれるようになりました。
3次元画像の解析ソフトとして、当初はOsirixの無料版であるHorosを使っていました。しかしOsirix用のプラグインがHorosではうまく機能しないという問題があり、以前超音波画像の解析に使っていた、3D Slicer(https://www.slicer.org/)をまた使い始めました。
使いたい機能が十分に実装されていないというフリーソフト特有の問題は、3D Slicerにもあります。しかし幸い、3D Slicerの開発者達は隣の建物にいるので、コンタクトをとりやすくまたレスポンスがとても早いです。最新の機能を僕が試して逐次フィードバックする、というWin-Winな関係ができつつあります。
今週のManuscript Writing Workshopでは、Methodセクションの書き方を学びました。先週から引き続き、ヘミングウェイの言葉が引用されています。
Prose is architecture, not interior decoration, and the Baroque is over.
(文章とは建築であり、内部の装飾は不要である。バロック様式の時代は終わった。)Ernest Hemingway
英語にはかなり慣れてきたように思っていましたが、ライティングを学ぶほどに、英語がより難しく感じられます。ちなみにヘミングウェイの執筆スタイルとして、”バーで酔いながら一気に小説を書き上げ、後日推敲”していたと一般的には認知されていますが、実際には執筆中は禁酒していたそうです。
今週は医学物理部門から3人の若手が去るということで、昼にはFarewell Ice Cream Partyが、夜にはFarewell Beer Partyが開かれました。僕の学科は国際色が豊かで、また医学物理士のレジデンスプログラムがあるため、若手の流動性がとても高いようです。最も仲が良く面倒見も良かったポスドク2人が去ってしまうことは、悲しいですね。今までありがとう、激ゆる先輩。夏が来たら、地中海の島に会いに行きます。去り際にLinkedInでつながっておく、というのがアメリカ流のネットワーキングのようです。
Easterということで、公園で開かれたEgg Huntingイベントに参加しました。卵は公園のいたる所に置いてあって隠されていて、子供たちが楽しそうに集めていました。カラフルにペイントしたゆで卵を使う場合もあるそうですが、この日はプラスチックの卵を使い、中にはチョコが1つ入っていました。
ひとり6個までのはずだけど…?
週末にはチャールズストリートのFigsへピザを食べに行きました。2種類のピザを半々で頼みました。
このピザが美味しすぎて、ピザスイッチが入ってしまいました。そこで1週間も経たないうちにLittle ItalyのRegina Pizzeriaへ行きました。パイナップルとガーリックのピザです。
ついにメジャーリーグが開幕しましたね。大谷選手がエンゼルスに加入したことは、ボストンの医学物理士の間でもよく知られています。
今週の英語
- appraise: 評価する “we appraise multiparametric imaging”
- inextricable: 密接な “an inextricable connection”
- bear: 生む(p.p.) “anxious to see what fruits the past four years would bear.”