Week16: Granularity
キッチンから眺める夕日があまりにもきれいだったので、いつか写真を撮りに行く時のために日の入りの時間を調べていました。そのとき見つけた図がこれです。
Sunrise and sunset times in Boston
横軸が日付、縦軸が時間です。サマータイムの間は日の出・日の入りの時間も移るのですね。時間が早まるのか、遅まるのかで頭が混乱しそうです。こういう図は日本では見ないので、面白いなと思いました。
今週からポスドクを対象とした”Writing Manuscript Workshop”が始まりました。講師は昔MITでPIをしていた方です。僕はこれまで論文の書き方をしっかり教わったことがなく、5,6冊の「論文の書き方」本を趣味代わりに読んで知識をつけてきました。しかし今回のWorkshopでは、論文構造・英文構造を、これまで意識してこなかった粒度(granularity)で教わりました。科学英語の難しさを思い知る一方で、学ぶほどに英語と日本語との違いがより鮮明に感じられ、英語の文法構造がいかに”論理的”かがわかってきました。英語は科学的な文章に適した言語だと思いますし、論理性が要求されるプログラミング言語が英語で書かれる理由も納得がいく、そんな事を考えたWorkshopでした。
週末にはチャールズタウンへ行ってきました。チャールズタウンの名物、コンスティチューション号です。
船の中では大砲のあるフロアーと、寝室のあるフロアーを見学できます。その下には牛や豚をのせるスペースもあります。写真の大砲は、7人がかりで打つそうです。
この船にまつわる歴史を紹介している隣の博物館も、とてもおもしろかったです。子供たち向けに作られているので、英語が理解できなくても楽しめるという点では、充実していました。
ランチはチャールズタウンにあるPier 8で食べました。景色がとても良く、ブランチはお手頃な値段です。お店のイチオシのウォッカスムージーは、いろいろと強烈でした。
ボストンコモンでは、銃規制を要求する大規模なデモがありました。高校生も含め、このような社会運動へのフットワークが軽い点は、アメリカの良い点だと思います。
相変わらず月に1回のペースでアメリカ人に道を聞かれます。
今週の英語
- facile: 簡便な “The utility of bioluminescence imaging as a facile assay”
- overarch: 包括的な “My overarching hypothesis is that …”
- viscoelastic: 粘弾性の “significantly improved mechanical and viscoelastic properties.”