AAPM2017に参加しました
“A new work or study opportunity will soon become available.”
今年もAAPMに行かせていただきました。開催地はコロラド州デンバーです。充実した学会でした。
昨年の記事↓
AAPMにわざわざ参加することの最大の利点は、僕の研究内容をわかってくれる研究者に会えることです。
残念ながら日本の学会では、僕の研究内容について突っ込んだ議論はあまりありません。しかし今回のAAPMでは、僕の研究に対する踏み込んだ意見やアドバイスを多く貰えました。似た研究をしている者同士のつながりができ、日本に帰ってからの宿題として、彼らの論文をいくつか渡されたことは、同業者に認められたようで嬉しく思います。
今回のもう一つの重要な目的は、米国でお世話になるホストとのミーティングでした。話題は僕の経歴や研究歴・今後の研究計画やホスト研究室の内情など多岐に渡り、期待以上の議論ができました。ホスト研究室で進行中のプロジェクトの中で僕が貢献できそうな点が見えてきたので、日本にいる間に準備をしたいと思います。このホストからは学ぶべき点が多くありそうです。
学会全体としては、やはりPTCOGと比較すると、聴衆からの質問が少なかったです。そして、発表時間を守らず、結果的に自分の質疑応答の時間を持たせてもらえない人も目立ちました。
一方で、この1年間での相当な進捗を報告しているグループもあり、自分の研究ペースに危機感を感じました。ものすごいペースで世界的に研究が進んでいるのは、僕の分野も例外ではないようです。
昨年の初のアメリカ滞在では、食費・交通費・宿泊費を切り詰め、「もうアメリカはこりごり。」という状態で学会終了を迎えました。しかし今回は、少しだけ支出を増やすことでかなり快適に過ごせました。これなら1年間やっていける、という気分になれたことは、収穫です。
冒頭の英文は、デンバーでの最後の夜に行った中華料理店で、食後に出されたフォーチュンクッキーに書かれていた英文です。
-おまけ-
観光ではロッキー山脈に行きました。
デンバーからボルダーへ。ロッキー山脈が広がります。奥には雪が見えます。
この地点で既に標高が2000mくらいあるので、ハイキングでも息が切れます。ロッキー山脈というだけあって、見渡す限り岩だらけでした。
恐竜の背中のように、山の稜線に沿って岩が伸びています。 雲が低いですね。