Week11: Revenge Harvard
紆余曲折を経て僕の元にきた、New York University of Medicine, SACKLER INSTITUTEのスポンジフィギュアです。大学病院に隣接する研究所で、MRIを15台も有しているというのは驚きですね。模型の精巧さからも、その経済力がうかがい知れます。
Sometime in a next couple of weeks, we should have a web meeting to share this.
こちらに来て数ヶ月間取り組んできた仕事が、佳境を迎えています。僕の解析結果を他の共同研究者と共有し、解釈を議論する必要があるので資料を作るよう、ボスから指示されました。ボスはスキー好きのようで、「先週はどこのスキー場に行った？」と毎週のように僕に尋ねてくるのですが、アメリカでは1度しかスキーに行っていない、と毎回答えています。
毎週木曜のランチは放射線腫瘍部の医師・物理士合同カンファレンスがあり、支給されるサンドイッチを食べながら最新の研究発表を聞きます。今週は医学物理部門が主催だったようで、サンドイッチの代わりに山積みのピザが用意されていました。ミラノ出身の先輩はアメリカのピザのクオリティに文句を言いながら食べていました。
1ヶ月ほど内職として取り組んできた日本での仕事のやり残しには一旦片がつきました。気持ちに余裕ができたので、昨年末にやり残したボルダリングジム開拓に再チャレンジしたくなりました。
ハーバード大学は自前のボルダリング壁をもっており、”Harvard Mountaineering Club”が管理していることを知り、渡米2週目にクラブの部長にコンタクトを取りました。
Harvard Climbing Wall | The Harvard Mountaineering Club
メインキャンパスにある壁の他に、医学部キャンパスのVanderbilt Hallにもジムがあることを教えてもらいましたが、行ってみると僕が正規の学生かfacultyではないとのことで門前払いされました。そこで、昨年のクリスマスにハーバード大学のボルダリング壁を下調べにQuadrangle Recreational Athletic Center (QRAC)へ行きましたが、クリスマスなので当然ながら開いていませんでした。（Week4: What is your resolution? - ちゃんとりのつぶやき）
そこで今週、再チャレンジしました。事務手続きのためにはまずHarvard Recreational Membership Officeに行った後に、オンラインで会員登録等を済ませる必要があるとのことで、意外と手続きが複雑なことを知りました。会員登録までは完了しましたが、結局今回もまたボルダリングをしそこねました。
（2/19追記：直接問い合わせた結果、医学部キャンパス同様、メインキャンパスのジムも僕の身分では使用できないことが判明しました。What a pity!）
ハーバード大学のメインキャンパスにもまた行きました。ハーバード氏の像の次に人気の撮影スポットは、このWidener Library、ハーバードのフラグシップ図書館です。ハーバード大学の図書館といえば、
Sleep now and a dream will come out; Study now and a dream will come true.
との落書きがあることで有名です。一目見たくて入ってみました。
1912年、タイタニック号の事故で亡くなった学生Harry Elkins Widenerの蔵書を、同じ事故から助かった母親が大学に寄贈し、また$2 millionを寄付したことから、この図書館の名前は彼を祈念しているそうです。
入ってみると、落書きする気も起きないほどきれいに管理された、現代的な内装でした。後に調べたところ、この落書きの逸話はデマだった事を知りました。WSJにも以下のコメントがあります。
As the university librarian, I can attest that no such writings exist on any of the walls at Harvard's 73 libraries. (The Wall Street Journal, "A generation of Chinese students draws inspiration from a hoax about Harvard. "Nov 15th,2012)
ハーバード周辺にはハンバーガー屋が点在していますが、どこも混んでいます。先週のNYからマイブームのハンバーガーチェーン店、Shake Shackに行きました。スカッシュの大会で訪れていた女子中学生たちから”Are you in Harvard?”と聞かれたので、”Yes, I’m in Harvard Medical School.”と答えると、羨望の眼差しで見られました。嘘を言ったわけではないのですが、心が痛みました。
