Chantori Blog

Medical Physics / Monte Carlo Simulation / Medical Image Processing

俺のバーティカルクライムロール

己の出世欲、宇宙への憧れ、向上心。そんなもんをストレートに伝える力がバーティカル・クライム・ロールには秘められてるんだ。俺はそうやって自分の士気を室長達の脳裏に刻み込ませ、宇宙への切符を勝ち取ることが出来た。・・・て、思ってるね” (宇宙兄弟 74)

 

学振の若手研究者海外挑戦プログラム(https://www.jsps.go.jp/j-abc/)に採用されました。1年間の米国生活です。

このプログラムは平成29年度が第1回目の募集だっため、倍率が低かったことが幸いしたのだと思います。

また、博士課程の最終学年の人はこれからの時期に数ヶ月海外に行くと博論執筆が滞るため、現実的に応募可能な年代は僕の学年±1くらいだったのでしょう。幸運が重なりました。

 

この採用内定を受けて、多くの方が祝福してくれました。

医学物理士に合格したときも、学振に採用されたときもそうでしたが、自分をよく知らない方々が、「お、お前はそういうこともできるのか!」と、僕に対する見方を変えていくことが、とても嬉しいです。

 

応募における、「先行研究を調べ、滞在先を探し、研究計画を練って、短期間で質の高い申請書を仕上げる」というプロセスは「海外に挑戦したい!」という強い意欲があったからこそ乗り越えられたのだと思います。 

そういう意味では、今回の「若手研究者海外挑戦プログラム」への「挑戦」の過程・結果は、僕を支えてくれている方々・周りの方々に対する、僕にとってのバーティカルクライムロールだったんだ、と今になって気が付きました。

 

学部時代(語学留学・交換留学)、修士時代(海外大学院の受験)、博士時代(海外大学院の受験、共同研究先への出向、研究指導の海外委託、etc…)と、これまでの大学生活で、海外への挑戦は常に頭をよぎっていました。学部時代に登録した留学斡旋業者のメールマガジンも、大学からの留学情報配信メールも、未だに配信停止をできていませんでした。いつか挑戦したかった夢が、このような形で達成されることになり、嬉しく思います。

 

応援してくれた皆様、ありがとうございました。